目カメラで撮ったから

しがないアイドル好きです。

「サヨナラの意味」の発売によせて

乃木坂46橋本奈々未さんが来年の2月20日をめどにグループから卒業、そして芸能界を引退する。

正直な話、私はデビュー以降ずっと同じ熱量で乃木坂ちゃんを見ていたわけではありません。具体的な話をすると、乃木どこが工事中にリニューアルしてから少しずつ見る回数が減っていき、卒業発表されるまでの私の主なファン活動はCDを聴くこと、奈々未さんを中心にメンバーの公式ブログを読むことに留まっていました。
そもそも以前から奈々未さんの個人PVが入っているタイプしか買わなかったし、いままで一度も握手会に行ったことがない。ライブにも行ったことがない。正確に言うと一度チケットは取れたのだけれど、どうしても外せない用事と重なってしまって行けなかった。でもそれ以降のライブに関しては行けなかったのではなく、私が行かなかった。
ここまで書くと、たいして好きじゃなかったんじゃないの?という感じがする。でも、私は私なりにたぶんすごく好きだった。こんな風に好きになれる同性の芸能人はしばらく現れないんじゃないかなと思えるくらい。

 

「彼女のどこが一番好きなの?」と聞かれた時、私の場合歌とダンスはたぶん先頭にはこない。性格、というのも曖昧すぎる気がするし顔はもちろん大好きだけど、顔だけがここまで長く彼女を好きでいた理由にはならない(でも本当に美人だと思う)
とどのつまりもうどことかないんですよ。強いて言うなら立ち振る舞いというか話し方だとか、そういうところ全部含めて彼女が我々に見せていた姿そのものが好きでした。説明する能力が私に備わっていないだけ、というのが大正解なのかもしれないけど、どことはっきり指せる部分ってないのかもしれない。彼女がこう見せようとしてメディアに発信してきた橋本奈々未像が私は本当に好きだった。元々乃木坂ちゃんに関しても瞬間のライブ感よりは完成された作品という名の世界が好きだったのもあるし、だから私は生で見る・聴く・会うことにこだわらなかったのかなという気がする。
※蛇足なので詳細は省きますが、個人的な事情により遠征を控えていた時期があったこともライブに足を運ばなかった要因の一つにはあります。そしてこれももしも話だけど、私が都内に気軽に行ける距離に住んでいたらこの考えには至っていないかもしれません。

 

テレビや雑誌に出ている姿を見たり、インタビューの受け答えを聴いたり読んだり、MVの中にいる橋本奈々未を演じる橋本奈々未さんを見たり、そういう時間が私の生活の中ではとても楽しく素敵な一時でした。写真ひとつにうわーって射抜かれたような気持ちになったり、彼女の発した言葉にハッとしたり、そんなひとつひとつがなんだかすごく大事に思える。いま書いてみて気づいたけど、自分が思っている以上に奈々未さんは私の中でアイドルだったんだなあ。
ちなみに地元で開催されるイベントにはだいたい行っていたのですが、それでも生で彼女を見たのはぐるカーのミニ握手会、ラジオの公録2回、映画の舞台挨拶の計4回。これが多いのか少ないのかはわからない。でも行くまでも最中も行ってからも明るい気持ち以外持ち帰ることはなく、つまり行ってよかったという思い出しかありません。誰かとわくわくを共有する時間も含め楽しかった!

 

いろいろ語りたいなら生でアイドルとしてステージに立つ姿を見なよ、握手会にも一度行って見なよ、という意見はあって当然だし私も行ってみたい気持ちがないわけじゃない(どちらも激戦ということは踏まえた上で)でもここまできたらもう、いままでと同じ距離感のまま、最後まで活動している姿をリアルタイムで追えたら私はそれで十分なんじゃないかな、と思っています。
なにより彼女が乃木坂46を卒業し芸能界を引退する、という発表を聞いて私が最初に思った感想は「あぁ、よかったな」だったから。好きなアイドルが卒業してうれしいなんておかしいのかもしれないけど、長くこの世界にいる人ではないと心のどこかで思っていたところもあったので、私たちの目に見えないところに行ってしまうという寂しさはあれど、私は真っ先に祝福したいと思ったのです。
なにより皆に惜しまれながらも潔く去っていく、ってすごく幸せな卒業の形だと思うんですよね。アイドルに願望を押し付けるのは好きじゃないけど、橋本奈々未さんの選んだ道もタイミングも、私の理想に重なる部分が多くあってもうなにも言うことがない。ここまで書いておいてなんだけど。

 

会いに行けるアイドル、というフレーズはまだ乃木坂46にも当てはまるところがあると思う。でも私は会いに行けなくてもよかった。この距離感しか知らないから言えることかもしれないけど、昔のアイドルのように遠くから見て応援するスタイルも全然悪くなかったよ(しかしよくよく考えたら数年前まではそれが普通だったんだから、間近で会えるって本当にすごいことだ)
あと数ヶ月、悲しみすぎず惜しみすぎず、ある意味いつも通りに応援していけたらいいな、と思えたところでこの記事を終わりにしたいと思います。だってまださよならを言うには早すぎる…!
…と書きつつ最後に少しだけ付け足し。いま現在その卒業・引退に関して様々な媒体で話題になっていますが、私は奈々未さんがアイドルとして過ごしてきた日々を振り返った時に(これはファンのエゴでしかないかもしれないけどやっぱり)やってみてよかったな、楽しかったな、という思い出が多くあってほしいと心から願っています。しなくていいはずの悲しい思いやつらい気持ちはなるべく少なくしてあげたい。してあげたい、と言ってなにができるわけでもないのだけれど、そう考えています。
どうか笑顔で、無理なく楽な気持ちでいられる時間が長くありますように。しんどい、と思った時には誰かが側で見守っていてくれますように。それはいまに限らずこの先もずっとそうであればいいな、と思います。本当に。

 

2016年11月9日、16thシングル「サヨナラの意味」発売おめでとうございます!
私は橋本奈々未さんのファンでいられて幸せです。大好きだよ!