目カメラで撮ったから

自制できるもんならとっくにしている

おたくになれないのがさみしい

驚いた。アイドルと呼ばれる人たちを好きになってからもうまるまる4年も経っていた。でもずっと同じグループを同じ熱量で応援しているわけではなく、あっちこっちふらふらしながらアイドル好き~と言い続けている。

ミーハーだろうがガチ恋だろうが親目線だろうが「好き!」って言っている時は本当に「好き!」なのでそこを疑われても「大好きです!今度もなにも嘘じゃないっす!」って自信を持って言えるんだけど、いかんせん窓の外に素敵な子を見つけるとふらふら~っと飛んでいってしまうので説得力がない。あの子もカワイイこの子もかわいいみんなカワイイ

でもこれだけカワイイ大好き!を撒き散らかしているけど、どうしたって私は周りのファンの人ほど熱中することができないんだな、と思うことがよくあって勝手にすんとなることがあります。好きな気持ちは本当なのに追いつけない壁というか、勝負でもなんでもないけどああこの人たちには勝てない、と思うことがままある。結局上っ面だけを見てキャーキャー言ってるんだろうなあと俯瞰しては時々さみしい。

 

アイドルのコンサートを見て本当に涙を流したことはないし、 悲しくて寝こんだこともないし、怒りが収まらなくてどうしようもなくなったこともほぼない。つまりおいしいところだけ取って掬って舐めている。

この話と関係あるかどうかわからないけれど、例えばアイドルが誰と付き合っていようがタバコを吸っていようが、髪を染めても切ってもピアスを開けてもタトゥーを彫っても正直言って別に気にしない、似合う似合わないは別として。もちろんイメージはあるから変化球が飛んできた時に「え?まじで?」という驚きは人並みにすると思うけど、最終的にはまあいいんじゃないかな、に漂着してちゃんちゃん。いいんじゃないかな、っていうかこっちがどう思ったところで届くことではないのでへぇ~ほぉ~に落ち着く。とかいって文句言っていたら本当に口だけ野郎なので遠くからエア石投げてね!!!

だからなんていうか、人としてやっちゃいけないことをしなければほとんど、乱暴な言い方をすればどうでもいい。“適当”の使い方も難しいけど“どうでもいい”も難しいね。好きなんだけど、どんな人かすっごく興味はあるけど 、どこかに見えない線みたいなものがあってそこから先はどうでもいいゾーンに入っちゃう。

 

個人に対してだけでなく事務所や運営に対しても同じ。このCDの売り方はないわ~このチケット販売方式アホだわ~このステージ構成なんなんだよ~と思いつつしょうがないな、で終わり。粘れない。向こうが提示したことに従うしかないんだよねって諦めるのが超早い。

何か起こったことに対して泣いたり怒ったりしたことが全くないわけではないけど、その熱がどうも持続しないのはなんでだろう。あの子のために泣くことも怒ることもきっと平均以下しかできていない。だからどうした案件なんだけど、そういう風に彼ら彼女ら事務所らをきちんと相手として見ているファンの方を目の当たりにすると、なんでどうしてうらやましい。茶化しとかではなく本当に。

「そこまでの“好き”なんじゃない?」って言われたらそれまでだし実際そうなのかもしれない。CD複数枚買わないし…ここを突かれたらもう何も言えませんすみません。でも彼ら彼女らが各々持っている夢は出来る限り叶って欲しいと思うし、小さい力でも応援したいし、アイドルとしても一個人としても幸せになってほしいと思っているのは本当。何か他にしたいことが見つかったならいつでもアイドルやめてくれって思っている。女性アイドルはまだ“卒業”があるからいいんだけど、ね、男性アイドルは現状難しそうだよね。エンタメ界隈なら割となんでもできるとは思うけど。話がそれた

あー!やっぱりいつでもやめてくれって思えるってことはそこまでとイコールなのかな!?いやもちろんさみしいよ!さみしいけどでも人生だし…ウーン…

 

なんでこんな文章を書いたかというと、雑誌のよくある心理テストで「他人にとことん興味がない」判定を下されたからです。改めて考えてみるとそうなのかも?ってまた流されそうになっている。本当に好きなんだよ!好きなのに!だってでもがこだまする

だから私はずっとおたくを名乗れない。もうすぐまたひとつ年を取るけどCD買うのもテレビラジオetc.も現場に足を運ぶこともまだやめられそうにないので、一ファンとしてアイドルの皆さんを応援していこうと思います。決意文で〆というよくわからない着地が決まったところでおしまい

(そしてこんな記事で申し訳ないけどるはん先輩ハッピーバースデー!!!)