目カメラで撮ったから

自制できるもんならとっくにしている

宝塚の凱旋門を観てレマルクの凱旋門を読んだ

六月に宝塚大劇場にて雪組公演「凱旋門」を観劇後、演目の原作であるレマルクの「凱旋門」を読みました、というタイトル通りの日記。よって舞台・小説どちらのネタバレも大いに含みます。

さて。普段あまり本を読まない、ましてや海外文学はほぼ読んだことのなかった私ですが、雪組凱旋門を観てからど~~~しても千秋楽ライビュまでに原作が読みたくなり、図書館で探し出しなんとか最後まで読み切りました!先に舞台を観たという土台があったことは確かですが、でも本当におもしろかった。この読書体験を与えてくれたという点でも雪組凱旋門には感謝の気持ちでいっぱいです
以下、舞台小説混ぜこぜの特に覚えておきたい・抱いた感想メモ。冒頭にも日記、と書いたのでこの記事は特に舞台版と小説版の比較がメインというわけではありませんのであしからず!(8月26日再編集・改題)

 

 

ボリス・モロゾフが好きすぎた

これまで70作近くの宝塚作品を観てきたけれど、恋という意味で好きになった男性キャラクターほぼほぼ初めてでは!?というくらい望海風斗さん演ずるボリス・モロゾフが気に入ってしまった…しばらくボリスのことばかり考えていた気がする。元々雪組では望海さんが好きなのですが、この「ボリスのことばかり考えていた」は完全にボリス・モロゾフという男についてです。そこまで考えさせてくれたのは望海さんの素晴らしい演技のおかげ他ならないのですが!
よく宝塚の男役は“女性の理想の男性像”なんて言われたりするけど、正直人の話聞かないヤツは多いし自分勝手な人も多いし本当に人の話聞かずに刃物振り回したり早とちり勘違いしたり………な男に多々出くわすので(※そうじゃない人ももちろんいます)主要登場人物でスキ♡♡♡となった男性キャラクターは実はあまりいませんでした。でも凱旋門のボリスは常に冷静で考え方が大人で、相手の話に耳を傾けその上で相手の気持ちを尊重することのできる…かといって真面目一辺倒キャラというわけではなく大人の割り切った遊び方も知っている風で、もうね、とにかくセクシーで魅力的な男だったんだよ!!!
セクシーといえばボリスの「俺も女性は行きずりに限っている」という想像力が掻き立てられる色っぽい台詞も、「ラヴィック、亡命者の君は愛を与えられても、生活は与えられない」と並べると少し違う色を持つんですよね。この“生活は与えられない”という台詞は刺さった。でもボリスや他の避難民と同じく身軽でいようとしていたラヴィックがジョアンと出逢って少しずつ変わっていく姿を、心配しつつ最終的には見守ってくれるボリスもまた人間味溢れていて好きなんだなあ…
原作には“大男だったが、もう六十を越していた”という記述があるので、その老成した精神が舞台版ボリス(30~40代くらい?)に宿っている、と考えるとあの落ち着きにも納得。シュナイダーに復讐する際の細かすぎるアドバイスとか、最後の旅券のくだりとか、もう書ききれないくらい好きなところがある!望海ボリスに関しては受話器の持ち方が天下一品だった。指の長さと美しさがよくわかる所作でした…うっとり
望海さんのこれまでの役ってアクの強い役が多かったと思うしそっちも大好きなんだけど、余裕のある大人の男性もすごくすごく素敵で、私はボリスが望海さんで本当によかったと思っています。ボリス相手になら積極的に恋に落ちたい。片思いしたい。

 

ラヴィックにとってのケート

雪組凱旋門では第六場のみ登場するラヴィックの患者であり友人のケート・ヘグシュトレーム(沙月愛奈さん=あゆみさん)ですが、原作ではジョアンの次に重要な女性キャラクターだと思います。舞台上でのあゆみさんの佇まいが素敵だったことと、台詞を追うとどうもただの友達ではなさそう…?と疑っていたので(?)小説を読み終わった後読んでヨカッターーー!!!と心底そう思いました。
舞台では会話の途中でラヴィックの言葉遣いが敬語からくだけた物言いに変わったり「無事に生き延びることだけが幸せとは思えなくなったの。それはあなたが教えてくれた事よ。」「何もかもありがとうね、ラヴィック」というケートの台詞を聞いて、恋人まではいかなくとも深い仲なのでは…?と思っていたのですが、その答えは小説の中にぎっしり詰まっておりました。
というのも、ケートはラヴィックがパリに来て初めて仕事=手術した患者さんだったんですね。その手術が成功したことから、ラヴィックはケートのことを「君は僕のマスコットだ。僕に幸運を持ってきてくれたんだ。」と言い、以降一緒に食事をしたり、他愛のない話をする仲になっていったようなのです。ちなみにケートはラヴィックが避難民であることを知りません。そういった違うコミュニティの人間と他愛のない話ができる時間はラヴィックにとってとても貴重だったのではないかな~と思ったり…
あ、ちなみにボリスもケートとは顔見知りです。KATEはロシア読みだとカーチャなのかな?一回しか出てこない呼び名だったけど脳内では89期♡ってなってましたエヘ。だから観劇後の読書はいいぞ!
ラヴィックは避難民であり、明日の生活がどうなるかわからない。ケートは避難民ではないがいつまで命が保つかわからない。持っているものは違ってもどこか通ずるものがあったのかもしれません。

「そうだよ。幸福はどこにでもころがってるんだ。ただ、それをひろいあげさえすりゃいいんだ。」
彼女はラヴィックを見た。「わたしほんとにそう思うわ。ラヴィック?」
「僕もだよ、ケート。ただ単純なものだけが、けっしてわれわれを失望させないのだ。それから。幸福はどんなに低いところにでもあるんだよ。」(184頁)

他にも何箇所か好きな台詞はあるのですが二人の会話で特になるほど…と考えてしまったのがここ。凱旋門の台詞って現代に生きる私たちにもすごく沁みるものが多い…

 

ラヴィックの名前

舞台版で一切触れられていないのがこの事実だと思うのですが、実はラヴィックという名前は本名ではありません。原作では序盤で本当の名前ではないことを明かしています。ラヴィックはジョアンに出逢ってから捕まる以前にも三回フランスから追放されているので、ラヴィックという名前は三番目の名前なんだとか(ちなみに最初は本名で入国しています)ジョアンもボリスも、ラヴィック以外誰も彼の本名を知りません。
ラヴィックの本名はここに書こうかどうか迷ったけど、やめました。気になった方は小説を最後まで読んでみることをおすすめします

名前ネタで言うと舞台版のシュナイダーは小説版ではハーケ、ペペはボボ、ボリスはモロゾフではなくモロソフ(これは単なる発音の違いかな?)アンリは作中に名前はなく、ジョアンと関係のあった男たちを一人に凝縮したキャラクター、という感じでした。アンティーブで一緒だった男と最後に銃を向けた男は別の人物です

 

ラヴィックとジョアンの最期の会話

ここも原作の話。舞台と小説の会話の内容はほぼ同じなのですが、決定的に違うのが使われている言語。そもそもお芝居は役がどこの国の出身者かに関わらず全員日本語を話しています。でもよく考えると彼らの共通言語ってフランス語なんですよね。
しかし最後の、最期の場面でラヴィックとジョアンはお互い母国語で会話しているのです。つまりラヴィックはドイツ語で、ジョアンはイタリア語で愛の言葉を交わしているのです………
小説ではラヴィックの台詞は日本語で、ジョアンの台詞はイタリア語で書かれているのだけれど、翻訳機を頼りにジョアンの台詞を訳すと舞台版のジョアンの台詞とほぼ一致していてもう涙でディスプレイ見えねえ状態でした…ここの場面もそうだけど、台詞は基本的に原作の和訳からあんまりいじってないんだよね;;;;そんなところにもグッときてしまった
本題からはだいぶ逸れますが昔見たベン・ウィショー主演の「追憶と、踊りながら」という映画でもこの場面と同じようなシーンがあってぼろぼろ泣いたなあ…ってことを思い出したりしていた。言語の壁は強い気持ちで越える瞬間があるんだよ~

追憶と、踊りながら [DVD]

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凱旋門の舞台と小説、共通しているところはすべてを語りすぎていないところだと思っています。そこがすごくいい。すごく好き。特に小説だとこの章と章の間に絶対“あった”ことが読み取れる文章の色気がたまらなくて、数秒ゆっくり息を吐き出さないと次進めない…なんてことも多々ありました。きっとラヴィックとジョアンが一番素直になれる時間が夜の時間だったんだろうなあと思う。傍らには必ずカルヴァドスがあってね…
舞台としては視覚的にも感覚的にも薄暗くて、宝塚作品にしてはかなり地味な部類なんだろうなあと思います。でもこういうお芝居は定期的に挟まってほしい。明るい内容ではないしきっと好き嫌い好み好みじゃないはあると思いますが、私は雪組凱旋門すごく好きでした。あと、作品とは直接関係ない自分の個人的な思いを拾ってくれるのもまた舞台や小説といったフィクション作品なんだな~と今回しみじみ思った。

久しぶりにブログを書こう!と当社比かなり張り切ってしまうほど凱旋門という小説のおもしろさに感動したのですが、その感情を文字に起こすって本当に難しい。白状するとこの小説が好きすぎて、なんとか手元に残したくて勝手に抜粋凱旋門(約42000字)を作ってしまったので…でもライビュ後もう一度振り返って浸るためにはどうしても必要だったんだ!!!
…と、原作小説の話ばかりしてしまったけれど、読んだ後に舞台を思い返すと、あの長編小説の雰囲気を損なうこと無く約一時間半に収めていることも本当にすごいことだと思いました。柴田先生の脚本は言葉運びがとても粋で素敵ですし、謝先生の各々が各々の人生を生きていることのよくわかる広場の演出などなど…初演は未見ですが、私は舞台・小説どちらも大好きでした。出会えてよかった本当に
そしてこのブログを書く際、抜粋凱旋門とルサンクを見返していたのですが、やっぱりこの作品の醍醐味は話の流れというか会話の積み重ねだなあ、としみじみ思った。常識の範囲内の引用量だとどうしても足りない。でも、ラヴィックとジョアンが不器用に思いを伝え合う場面は本当に読者の方まで緊張したり、照れてしまったり、自分のことのようにうれしくなったり…舞台で描かれていなかった部分を補完する、という表現は失礼な気もするけれど、その情景を雪組凱旋門メンバーで脳内再生出来たのは本当に贅沢体験でしたよ!
いまの私にはこのような拙い文章しか残せないけど、とにかく舞台の基である小説も本当に素晴らしかったよ…!という熱が多少でも書き残せていたらこれ幸い。

ちなみに私が読んだ単行本は復刊ドットコム版でした。恐らく初演時に出版されたのではないかな?最後のページに轟さんと月影さんのお写真が入っていました。書店在庫・版元在庫・重版予定全部ナシ…とないないずくしのないずくしでしたが他の出版社のKindle版はあるようです!でもやっぱり好きな本は紙媒体で手に入れたい派
なお引用フィールド外の緑字はル・サンクvol.193、青字復刊ドットコム版から引用しております。

凱旋門 (fukkan.com)

凱旋門 (fukkan.com)

 

なぜかあまぞんにがいせんもんのる・さんくがいない…なんで……

 

 

毎回インターバルが空くので書き方を忘れてしまう!最後に今後のスケジュールですが(組長さんか)東宝メサイア以外は特に決まっておりません…全ツのチケットをどうしても手に入れたい!助けてメサイア~!

タカラヅカファン研究科1年の終わりに

2017年4月に初観劇してからもうすぐ一年、スカステ加入してからもうすぐ半年が経とうとしているので数年後の自分がおもしろがるために日記をつけます。ダイアリージェンヌ望海風斗さんには到底及ばない更新速度ですが、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。今年まだ一回も書いてなかったハハハ

そもそもなぜ去年宝塚を観に行くことになったのか、について軽く記しておくと、ずばり私自身ず~っと宝塚に興味があったからです。最初に興味を持ち出したきっかけは嵐にしやがれに出演していた元宙組トップスター凰稀かなめさんを拝見した時でした。衝撃的な美しさだった…
そこから2017年まで結構な間が空くのですが、その間もちょくちょくテレビで現役タカラジェンヌやOG出演番組を見たり全ツに応募してみたり(全希望落選したり)アイドル見たりBSで過去作品見たり学校卒業したり働きだしたりアイドル見たり………を挟んで、昨年ようやく初観劇にこぎつけたわけであります。

そして今日は年度末の3月31日…えっあれからもう一年経つの!?早くない!?っていうかもう2018年3ヶ月消費したの!?その3ヶ月の間に私は花雪月観ちゃったの!?来月は全ツだし5月は博多座だよ~~~!!!
…と、想像以上にタカラヅカ好きが加速しているので久しぶりに記録という名の日記を綴ってみたくなったのでした。大人になってからの方が全然我慢できないよね…ね…
ということで2017年度に各劇場で観劇した作品をおさらいしたい。します。

 

 

花組全国ツアー公演「仮面のロマネスク/EXCITER!!2017」

「初めて観たショーがエキサイターだったんですよ…」って言ったらきっと諸先輩方に「それは仕方ないね…」って答えてもらえると思う。そのくらいこのショーのエネルギーはすごい!!!あの衣装でギラッギラ・バッキバキ・キッザキザに踊られるので宝塚の常識をほぼ知らない素人の私でもステージの華やかさとテンションの高さに圧倒されて気づいた時には手を叩いていた。とはいえ階段とシャンシャンが見え始めたらショーも終盤、ということは知っていたのでシャンシャンを持ったジェンヌさんが見えた瞬間「いやあああシャンシャン持たないでーーー!!!」って本気で思ってた…一生終わんないでほしかった…
この公演で最も記憶に残っているのがトップスター・明日海りおさん、瀬戸かずやさん、柚香光さんの客席降りの場面なんだけど、なんかもうびっくりしすぎてずっと「うそだろ…えっうそだうそでしょ!?」しか言ってなかった。具体的に説明するとお客さんが差し出したハンカチを受け取り何かしらのパフォーマンスをして返却する、というにわかに信じがたいファンサービス*1を見たんだけど、本当に対応が男役それぞれだった。受け取っておでこに軽くあてて紳士的に返す、とか。わざとハンカチを落とすように返す、とか。個人的に釘付けになってしまった柚香光さんは後者のサディスティック返却型でしたすきです…
何事も好きになればなるほど「もっと早く知りたかった…」と悔しくなるものですが、私は自分にとっての宝塚デビューがこの公演で心底よかったと思っています。いや~~~本当に最高だったな…こんなに興奮したこといままであった?ってくらい観劇後しばらくハイになっていた気がする

 

花組公演「はいからさんが通る

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全ツハイから完全に燃え尽き灰になった日々をボケ~ッと過ごしていた頃、急上昇ワードにて柚香光さんの名前を発見。何事?とクリックするとなんと「『はいからさんが通る』主演:柚香光」のお知らせが…!私は灰から再び人間に戻り多方面のお仲間に応援要請し、はいからさんチケット争奪戦に挑むことになるのであった。あんな風に手伝ってもらったの生まれて初めてでした…その節は本当にありがとうございました;;;;
最終的にA席が引っかかりなんとか無事観劇。その日がちょうど台風来日公演とバッティングして危うく帰れなくなるところだったけど、もう飛行機乗れなくてもいいかな…と悟りを開いてしまえるほどには楽しい公演だった!柚香光と書いて生き少尉と読む。読める。辞書に追加しよう

 

花組公演「ポーの一族


花組公演『ポーの一族』初日舞台映像(ロング)

はいからさんに続いてポーも本当にチケ難難難!!!ってくらいチケ難だった。私の持ち駒が少ないというのも理由のひとつではあるんだけど、それでもなんとか一枚チケットを手に入れることが出来たので、贅沢にもポーの一族で大劇場デビューさせて頂きました。極上の幸福だった……
私にとって初めての大劇場公演、つまり初めて花組生全員が揃う舞台を観られたことがまず幸せすぎて、正直内容を噛みしめながら落ち着いて見るということは出来ませんでした。冒頭エドガーがせり上がってきた時点で涙が止まらなかった…あとフィナーレがいろんな意味ですごすぎて頭の中大混乱だったし、トップコンビ・明日海りおさんと仙名彩世さんのデュエットダンスがもうもう素晴らしすぎて涙腺崩壊。想定外の涙ってどこから出てくるんだろうってくらい止まんないよね!しばらく立ち上がれなかった。
明日海りお扮するエドガーと柚香光扮するアランのビジュアルがすごい、たしかにそう。でもそれだけじゃなかったのがこの度の宝塚花組ポーの一族だったと思います。まだ大劇場とライビュの2回しか見ていないのでブルーレイを手に入れてからもう一度書きに来れたらいいなあ…という希望

 

雪組公演「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」


雪組公演『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 『SUPER VOYAGER!』初日舞台映像(ロング)

はい!遂に花組以外も観に行けたよ!というかムラでポーを観た次の日に東宝で観たよ!我ながら元気だな!
3回連続花組を観ているのでもちろん贔屓組は花なのですが、その次に足を運びたくなるのが雪組さんなのです。この公演で大劇場お披露目となったトップスター・望海風斗さんがとても好きです。望海さんのお顔があんんんまりにも好き。本当に好き。大好き。躊躇せずに書いちゃうくらい好き!!!もちろん好きな理由はお顔だけではない、でも言わずにはいられなかった。望海さんの美貌が罪。歌もほんんんんとうにうまいよね…
ひかりふる路も観終わった後誰かと話したくなることがたくさんある、舞台という形式で上演されることにすごく意味のある素晴らしいお芝居でした。ああ~この話ももっとしたいよ~~感想書くなら早いうちにキーボード打て、あと数分後の来年度に向けて肝に銘じたい
SVは全ツで再会する予定があるので一旦割愛。早く白雪号に乗って秘密航海したいよ~!

 

月組公演「カンパニー/BADDY」


月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』初日舞台映像(ロング)

2017年度最後に劇場で観た公演はなんと月組さん!!!EXOがオリンピックの閉会式リハをしている頃、私はDAIGEKIJOホールでバーバリアンのコンサートを見ていた…しかも史上最高の良席で!那由多くん~~!!月城かなとさん、生で見ると想像以上に男らしくてすごくドキドキした。ここまでカンパニーの話
………からのショー・テント・タカラヅカのBADDYですよ。現在東宝で絶賛公演中のバッディですよ。未だにバッディの良さを伝える語彙が一向に降りてこないのですが本当にバッディ楽しすぎて秒で終わった。終演後「バッディ!バッディ!」しか言えなくなるのは嘘じゃない。初心者ですらこんなん見たことないし想像もしないわ!という最高の裏切りが襲ってきてウワ~~~と思っている間に終わる→もう一回観たい…というサイクルが構築されるのでバッディは本当に地球でひどい悪事を働いている。ウウッ…わるいことがしたい……
ちなみにこのショーで美弥るりかさんが演じているスイートハートは明確な性別が決まっていないんだそう。そこで思い出したんだけど、宝塚オンラインチケットの性別を選ぶ欄には「男」「女」の他に「その他」もあるんだよね。第三の選択肢っていまもそこまで浸透していないからおお!と思った。そんな覚書

 

 

31日の間に書き終わりたい、と思っていたので結局ただのスカスカ振り返りしかできませんでした無念…スカステのスの字も出てこなかった…しかも2017年度と言いつつ2018年に観た演目の方が多い!なんてこった
自分でもたまに半年先ですら想像できない日々を過ごしているな~と他人事のように思う。V系お化粧バンドにハマる可能性だって十分有り得る。だって次回の花組大劇場公演の天草四郎*2見た?超絶ビジュアル良すぎ系じゃなかったです???
ああ、タカラヅカを好きになって本当によかった………明日海りお様の美しさに乾杯!日記おわり!

*1:もちろん手を差し出している人もいたと思うけどなぜか手渡しハンカチの記憶が濃い。あれは通常運転なのか…?

*2:「MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-」のことです。私の知ってる天草四郎じゃない…すき…

2017年よく聴いた曲

ここで一年の振り返りを始めてから三度目の年末を迎えました。2017年は特にいろんな人やジャンルに飛び込んでいった一年だったので、とにかく濃い!濃ゆい!一体どこからが今年なのかわからないくらい1月の記憶がものすごく遠い…とはいえ自分としてはかなり上出来な一年だった。やろうと思えばどうとでもなる、を経験してしまったので来年が怖い。なぜならもう4作品の観劇予定が…あるんだ……
諸々は最後にもっていくとして、まずは今年のお気に入りをババーッと並べていきます。順位特にナシ。ジャンルとしてはK-POPが多いけどもうなんでもアリです

 

 

NCT127 - 無限的我(Limitless)


NCT 127 엔시티 127 '無限的我 (무한적아;Limitless)' MV #2 Performance Ver.

まずこれ今年なの!?!?!?っていう驚きがすごい
イリチルのこのミニアルバム実はかなりお気に入りです。ソバンチャの印象が強かったのでLimitless路線は結構意外だったけど全体的なまとまりがすごくいいアルバムだなあと思う。アルバム曲だとBack 2 Uが好き
2月あたりは狂ったようにていりぴょんの画像をかき集めていたな!Zeppで見たユータナカモトの神々しさも忘れない…Limitlessは砂漠からのていりぴょんパートが好きです。皆に身体を委ねてからピッ!→ピッ!とポーズを決めるところが特に好きです。ていりぴょん好きです。


Akdong Musician - Live
Live

Live

  • Akdong Musician
  • K-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

「思春記・下」収録。楽童ミュージシャンをしっかり聴くようになったのはこのアルバムから。夏にはDINOSAURもいっぱい聴いた!ダイナッソー!
あまり和訳を見ないタイプなので歌詞についての知識はほとんどないのだけれど、そっと寄り添ってくれるメロディーと歌声がすごく落ち着く。元気のいい曲だとコロコロ表情が変わるおもちゃみたいで楽しいし、本当に「楽童」って言葉がぴったりだな~と思います。
冬は特にお世話になりそうなあったかアルバム♡今後もよろしくお願いします!

 

NGT48 - 青春時計


NGT48『青春時計』MUSIC VIDEO / NGT48[公式]

久しぶりに自国アイドルのCDを買いました。曲と同じくらいこの衣装が大大大好きなんだ!!!曲始まりのアイドル特有ゆるゆるラップも超好き。センターの中井りかちゃんもちょーーーかわいい。高倉萌香ちゃんのインスタの使い方がめちゃくちゃ好みで私が勝手にうれしい。NGTはおかっぱちゃん推し
そしてカップリングの「下の名で呼べたのは・・・」がもう最高なのよ…アイドルを好きになったあの頃の気持ちを思い出したよ…チームBの初日を聴いた時の気持ちを思い出したんだよ…心が洗われるってこういうことなんだなって思いました。すき
実は最初めちゃくちゃ坂道っぽい…と思っていたけどソニーなんですね納得

 

Kim Lip(LOONA) - Eclipse


[MV] 이달의 소녀/김립 (LOONA/Kim Lip) "Eclipse" Choreography Ver.

今年は各ジャンルに興味が散らばっていたのであまりK-POP新規開拓はできなかったのですが、そんな1年の中で私がよくチェックしていたグループはLOONAです!というかいろんな人がTLに流してくれたのでありがたくキャッチしておりました。わーいわーい
特に好きだったのがきむりぷちゃんのこの曲。もう片方のTwilightもよかった。JayParkの曲でよく聴く「アイニィドチャ~チャ~ビ~ボォ~イ」の正体がわかったのもTwilightのおかげでした。ちゃちゃまろ!*1

 

EXO - Ko Ko Bop


EXO 엑소 'Ko Ko Bop' MV

前夜と迷ったけどあえてタイトル曲を記録したかった。だってこの手の曲でカムバしてくるの格好良すぎるでしょ!?エーン好きです;;まだまだ大好き;;
売れているからこそ成せる技だな、とも思った。そしてCD出せば売れるグループなのにこういう楽曲で攻めてきたこともうれしかった。まだまだいろんな扉がありますよ、と思わせてくれるEXOさんよ~~!!
そしてジョンデの明るい髪色に飢えていたので涙が出るほど喜んだ。地下鉄のホームでティーザーを再生し「ア゛ァッ!」と声に出したことをいま急に思い出してつらい。横に友達がいたことが唯一の救い…
しかしこのソフト輩ビジュアル?ファッションヤクザ?のカムバ時にれいさんいなかったの本当に勿体なかった…妄想で補完するしかないけど次こそは…

 

向井太一 - FLY
FLY

FLY

  • 向井太一
  • R&B/ソウル
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

何きっかけで聴き出したのかまったく思い出せない。K-POPとアイドル以外で新しい歌手を知るのがかなり久々だった。新鮮!やっぱりR&Bとかソウルとかファンクと呼ばれる楽曲が好きみたいだ。声がすごくいい。最新曲はギャラクシーのCMで聴けるよ!
前向きな歌詞も気持ちよく耳に入ってきて生で聴いてみたいな~と思っているところ。あとメ◯ノンモデルにいそうなお顔だなと思っていたら本当にモデル業*2もしていた。

 

SUNMI - Gashina


[SUNMI - Gashina] Comeback Stage | M COUNTDOWN 170824 EP.538

振付天才だね!!!一番好きだった音楽番組のパフォーマンス回が見つけられなかったけど、通常男性ダンサーの部分(台のところ)が女性ダンサーになっている番組ありませんでした?インガだったかなあ…思い出せないのが悔しい~~
とにかくめちゃくちゃ聴いたカシナ。いまでも聴いているし全然飽きないカシナすごい

 

ODD EYE CIRCLE(LOONA) - Loonatic
Loonatic

Loonatic

  • LOOΠΔ / ODD EYE CIRCLE
  • K-Pop
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

またまたる~なから!ODD EYE CIRCLEはカッコイイとカワイイのバランスの良さがとにかく好きです。Loonaticのイントロはテンション上がる。他だとGirl Frontの「A to Z♪」は延々繰り返したいくらいサイコーカワイイ!この部分のアイドルエッセンスがチンチャカワイイ!
LOONA別ユニットの이달의 소녀 1/3もまた雰囲気が違ってそちらも良いです。岩井俊二作品が始まりそうな幕開けイントロLove & Evil最高…ところでLOONAも完全体みたいなことになるんですかね?気になる

 

Red Velvet - Kingdom Come
Kingdom Come

Kingdom Come

  • provided courtesy of iTunes

振り返ってみて気づいたんだけどれっべるちゃん今年カムバしまくりでは???冬にRookie、夏にThe Red Summer、そして11月のPerfect Velvetですよ…しかも毎回最高を更新するからすごいよべるべっと…
中でもこの曲が好き。バカみたいな理由だけどめちゃくちゃ格好良いから好きです。そして終曲のMoonlight Melodyに癒やされて寝たい。MonoTreeだいすき♡
そういえば秋に韓国に行った時至るところでRed Flavorを聴いた。観光客が多い場所以外でも結構流れていてほぉ~となった記憶がある。オシャレなお店でもかかっていた
最近のウェンディがふくふくしていて◎!あとスルギのストレートロング&前髪が最高すぎて最高…!

 

Exciter!! - 宝塚歌劇団花組
Exciter!!(1)

Exciter!!(1)

  • provided courtesy of iTunes

もうエキサイターを知らなかった頃には戻れない。もうタカラヅカを知らなかったあの頃の私には戻れない…でもそれでいい!2017年出会えて良かったランキング第1位は宝塚歌劇です!おめでとう私!!!
この曲の凄まじい威力をお伝えすると、観劇後真飛さんver.*3を即DLして連続50回は確実に聴いた。盛ってないです真面目な話をしています。もはや中毒サムワンコールザドクターレベルで中毒。聴きすぎたし効きすぎた、私にとって忘れられない1曲になりました。
LIVE DAMで真飛さんver.のまま歌本人映像が見られる聴けるのでヤケドしたい方には非常にオススメ。でもやっぱり生で観たい浴びたい感じたい!もうエキサイターは常設してほしい(?)

 

 

以上例年通り10曲に絞ってみたよ!上記以外だと

・KARD - Don't Recall
・SUHO & YOUNGJOO SONG - 커튼(Curtain)
・BTOB - MOVIE
・OOHYO - Pizza
・MAMAMOO - Yes I Am

などはよく聴いた気がする。好き。下半期は宝塚のパレード*4をガンガン落としてしまったので完全にパレピ(パレードピーポー)になってしまった…ひとりエリザベート結構つらい。でも歌いたい
今年はじめましてのグループを上げるとフィロソフィーのダンスがすごく好みだったので来年機会があれば聴きに行きたいな。あとEXOのライブアルバムがめちゃくちゃ良かった!Drop Thatはいつ聴いてもチェーーーン!!!ってなる。来年も京セラでうちわ買います!
2017年もなんだかんだ楽しかった!2018年もいろんな曲その他諸々に出会うぞ~~!!

 

 

そして最後に、この件について今後文字に記す形はたぶん取らない・取れないと思うのですが、心の中では本当にいろんなことを思いました。文字でしか伝えられない場にこの気持ちを書くことは本当に難しい
どの曲も誇張なしに本当に好きだけど、今日はこの曲にします。緑の方のジャケットが欲しくて入荷するタイミングを待っていたな~なんてことを思い出しました。
ジョンヒョンと、ジョンヒョンの創り上げた音楽がこれからも大好きです。ありがとうジョンヒョン。

시간이 늦었어 Beautiful Tonight

시간이 늦었어 Beautiful Tonight

  • JONGHYUN
  • ポップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

*1:Cha Cha Malone=音楽プロデューサー。私自身AOMGら辺はふわっとしかわかっていないのですが「I need cha cha b boy」が聞こえてくる楽曲はiPhoneにちょくちょく入っている…

*2:men's FUDGEのwebサイトで向井さんのコラムが読めます

*3:Exciter!!初演、2010年再演時の花組トップスター=真飛聖さん。初代エキサイター様はなんと「帝一の國」で帝一のお母さんになっているのだ!あのお母さん怒るときっと強いぞ!

*4:ショーのエンディングに大階段からスターが次々と降りてくる時にかかるメドレーのこと。パレード聴きながら駅のホームを降りるとちょっとフフッてなります